ホーチミン トラベルガイド

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かつて香港やバンコクを凌駕するほど贅を極めたホーチミンは、極東のダイヤモンドとも称されました。今ではベトナムで最も人口の多い都市となっています。

近代的な高層オフィスビル群が、オリエンタルな仏塔や通り沿いの屋台に囲まれ、都市部を独自の活気が溢れるものにしています。

シンガポールほど潔癖でもなく、インドのような荒廃エリアもありません。

ホーチミン市の建造物や生活スタイルは、アメリカや中国の影響が融和されていて、近代的な要素もあちこちに見られます。

また同時に、ベトナム民族の特徴や伝統も決して失われることなく残っています。

統一会堂は、ベトナム戦争で要所となった建造物で、その記録も見ることができますので、ぜひ足を運んでみてください。

そこまででもないなと感じた時は、市内には多くの博物館があるので、そちらを訪れてみるのも良いかもしれません。

その中でもお薦めなのが、ホーチミン市立博物館、革命博物館、ベトナム歴史博物館です。

歴史の方はあまり…という方は、1区を訪れると今のベトナムの経済発展の躍動感を感じられるでしょう。

通り沿いには常緑樹の植え込みがあり、地図を片手に散策を楽しめます。

ベトナムのとんがり帽子、ノンラーをかぶった行商の女性たちが通りで飲み物などを売る中、ウォール街並みにおしゃれな人がたくさん通り過ぎていきます。

1区内での主な観光スポットは、サイゴン中央郵便局(フランス植民地時代の建造物)、ノートルダム大聖堂、ベンタイン市場などです。

ホーチミンはベトナム一の娯楽の街でもあります。

代表的なテーマパークとしては、ダムセン公園、スイティエン公園、ダイナム公園の3つが有名です。

動物園や緑地公園、ウォーターレジャー施設や様々なアトラクションが楽しめる複合的テーマパークで、ファミリーには最適でしょう。

ベトナムでは、この複合的テーマパークがディズニーランド的な存在です。

アンデルセン童話の代わりにベトナムの童話が盛り込まれていて、愉しみながらベトナムの文化や伝統を知ることもできます。